カギは長期インターンシップ。今後の新卒採用の方向性

各就職サイトがオープンして新卒採用戦線がスタートしてから約3週間、間もなく1か月が経とうとしています。

この間、採用に携われている方はすでにご存じだと思いますが、これまでとはかなり学生の動きが変化しています。

3月1日の解禁日はすでに解禁日ではなく、インターンシップでスタートした就職活動が、次のフェーズである中盤戦に入ったのが3月1日という感覚となっています。


またエントリー者や説明会参加者を見ても、インターンシップをやられている企業の場合は、実際に動いている学生のかなりのシェアがインターンシップ参加者や、インターンシップ期にエントリーしてきた学生で占められているのが現状ではないでしょうか。

次年度以降もこの傾向は強まっていくと予想されていますが、冬季・1Dayのインターンシップが中心の動きから、次年度以降は更に早期である夏期・複数日程でのインターンシップからスタートを切る企業の比率がかなり増えていくことが予想されています。

更に、それだけではとどまらず、大学1~2年次から始める「長期インターンシップ」が、就職活動の新たな選択肢として定着してくると予想されます。

1、2年で長期インターンを2、3社経験

その後3年の夏に実質的な選考につながるものも含めてインターンを経験

最終的な選考は、大学の授業の妨げにならないように、春休みの2、3月に実施

大学4年で内定先や他社でもう一度インターン


という動きを大学の教授が提唱するなど、更にもう一段階大きな変革が予想される新卒採用市場。優秀な人材を安定的に確保するために、「採用直結インターンシップ」と並行して、より長期的な取り組みを検討していく必要性が強まっていくでしょう。

採用効果アップ研究所(新卒採用・中途採用・IS)

飛竜企画 社員採用支援事業部が日々研究している、リクナビなどを使った新卒採用やインターンシップ、リクナビNEXTなどを使った中途採用、周辺インフラ/ツール、グループワーク、組織活性化にまつわる、応募数アップ、応募の質アップ、応募歩留りアップなどに繋がる、お役立ちノウハウを共有します。